中村佑介展に行ってきました!

先日、イラストレーターの中村佑介氏の展覧会、

中村佑介展」に行ってきました!

 

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中村佑介」さんという名前は知らなくても、この絵柄を見たことがある方は多いのではないでしょうか。

 

アジアンカンフージェネレーションのCDジャケとか、「謎解きはディナーのあとで」の書籍カバーあたりが有名どころですね。

(ちなみに本屋がいっとき「中村佑介風」の絵柄の書籍カバーであふれてたことがありました。中村氏の作品でなかったものも結構ありましたよん)

 

一見描きやすそうなタッチの絵柄なのですが、

実際模写しようと思うと仕事が細かすぎて!

 

すっげーな、一度原画を見てみたい…。

 

と思ったのが数年前でしょうか。

 

でもイラストレーターさんの原画を観る機会なんてまあないので、

そんなこともすっかり忘れていたのでした。

 

イラストレーターさんの展覧会自体しょっちゅうあるものじゃないですしね。

あっても東京とか。

 

ところが。

大阪で今やってるって偶然知って!

マジかと。

で、いそいそとあべのハルカスまで行ってきた次第でございます。

 

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ハルカスからみた風景ですー

 

で、ですね。

私はうれしかった!

 

何がうれしかったかというと

お客さんが多かったことに。

 

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一般的に「イラスト展」ってマニアックだから

お客さんでにぎわってることってそうないんですよ。

 

なんかすごい狭い世界って感じ。関係者じゃねえのみんな、みたいな。

それがねえ、なんか悲しくて。

 

中村佑介氏といえば、今や日本有数の知名度を誇るイラストレーターだと思われるのですが、展覧会の期間が7/15~9/18と2ヶ月強あったんですよね。

だから混み具合どうなのかなあと思って。

 

これで人がまばらだったら、イラストというジャンルの訴求性自体が「たいしたこっちゃない」ことを意味しているのかもしれないな、と内心ドキドキしておりました。

ひとりのイラスト好きとして。

 

男女問わず幅広い年代の方が来場されてる様子を見て、「イラスト」の持つ可能性を感じることができたのが、とてもうれしかったです。

 

 

で、肝心の内容なのですが、

とにかくボリュームがすごかったです。

 

アートワークからコラボ作品から学生時代の作品まで。

原画もいっぱいあって、っていうかほぼほぼ原画で。

画家さんではなく、イラストレーターさんでこれだけ原画を見せてくれるのも

めずらしいのではないでしょうか。

 

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すごく設定が細かい。服のレースの柄まで。

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リスペクトがうかがえる作品たち。

 

 

で、感想なんですけど、

 

めっちゃストイックやな、と。

 

ストイックっていうのは、

「表現したいことをわかってもらうためには甘えない」

という意味で。

 

たとえば、色ナシの線画の状態で展示されてる作品もたくさんあったんですけど、中村氏は強弱もなく一定の線でイラストを描かれてます。

この状態って普通、非常にアラが見えやすいんですよね。

でも「この着色ナシの状態でも全然お金出して買います」て感じ。

そのくらい、この時点でイラストが完成しているんです。

(こんなこと書くのは逆に失礼にあたるのかもしれませんが…)

 

あえてこの「一定の細さの線」というスタイルなのが、すごいなあと。

着色にも線の使い分けにも甘えないってのが。

 

あと、中村氏のイラストの特徴として、

1枚のイラストに込められた情報量がめちゃくちゃ多いです。

 

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こちらは、さだまさしさんの「天晴~オールタイム・ベスト~」の線画と完成ver.なのですが、ひとつひとつのアイテムに意味や工夫があって。

 

これだけの情報量を情熱を持って丁寧に盛り込むって…

 

もはや狂気じゃん。

 

と思った次第です。

 

そして人の狂気にふれるというのは、ときに感動するものです。

常人には決してたどり着けない境地。

これだけ妥協ナシにクライアントを理解しようとし、

わかってほしいことはハッキリと表現する力。

 

プロっていうのはやっぱりすごいなと。

 

 

ああ、こんな世界を見せてくれてありがとう。

 

 

そんなわけで開催日数も残りわずかですが、機会があればぜひ。

 

高校生以下は無料で入場できます!

私も高校生のうちに見てたら、進路変えたかもしれませんw

 

www.osaka-geidai.ac.jp