どうして私は絵を描きたいのだろう?という問いに悩んだ十年前の話①

こんなタイトルをつけると、よほど絵を描いてるか美大とかに進学した人みたいですが、私はどちらでもありません。

 

ただ、昔から人の絵を見るのは好きでした。

 

それで自分も描いてみようと思うのだけど、うまくかけなくてもうイヤー!みたいな、そんな繰り返しでした。

 

高校の芸術選択は音楽だったし、そもそも部活も中高大と吹奏楽部だったし、どちらかといえば音楽をやってた人生なのですが、音楽に対してはそのような葛藤は全くなく、絵に対してだけ、

 

「才能ないし楽しくない。でも絵から離れられない。意味わからん・・・。」

 

というモヤモヤを抱えていました。

 

ちなみに美術系の部活ではなく吹奏楽を選んだ動機は、「場」が自分に合うと感じたかどうかでした。

たくさんの人が集まってそれぞれが自分の世界に没頭する美術部の世界より、みんなでひとつのものを創る吹奏楽部の世界が合うと感じたんですね。

 

あとは

「自分にはじっくりと絵に向き合う根気がないな」

と思いました。

 

今もそうですが「だいたい伝わればOK」と思ってしまうので、結構作品が荒いんです。最低限しか描かない。(自分の子どももそうでびっくりした)

だから美術の成績もたいしてよくなかったし、フツウに見て絵は上手じゃないです。

 

そんなだから、周囲は私が「絵を描くこと」にこだわりがあるとわかるはずもなく、私もなにがこだわりポイントなのかわからず、なぜ「絵を描くこと」から離れられないのか、そもそも適当に描いて「ハイ終わり!」のくせに、何が表現したいのか。

 

そこ=絵を描くことに何かある予感はするのだけど、それが何なのかさっぱりわからない

 

そんな鬱々とした気持ちでした。

 

社会人になってからもその思いは続いたので、いっそこの「絵に対する思いを成仏させよう」と考え、絵を学ぶ環境を探しました。

「きっと私のしたいことは美術ではなくイラストだろう」と思い、京都にあった週に一度のイラストスクールに通うことにしたのです。

 

そこは「有名なイラストレーターがあなたのイラストを見てくれる」というところでした。(本当に著名な方々でした)

 

別に有名な人に自分の絵を見てもらう必要もなかったのですが、実際に講師や他のスクール生が絵を描くところを見れば、他人の作品を見れば、何かモヤモヤが解決するかもしれないと思ったのです。

 

大金を払った上にそのスクールは途中で行かなくなったのですが、収穫はありました。

 

長くなったので、続きます。